ベリー工房高田
[日本みつばちの蜂蜜]
べりーこうぼうたかだ
紀州・熊野地方での養蜂は古く、川岸神社の鎮座する古座川町松根は、『紀伊続風土記』によると西川村の北一里にあり古座本川筋の源にして実に深山幽谷の中にあり、ハチミツ採取が広く知られ、『東牟婁郡誌』に「凡そ千年前松根の大吉と称する戸数両三戸の村落に於ては野性蜜蜂の醸巣より其貯蜜を採取して実に大古蜜の起源なりとす」とある。
森林の町である古座川流域の主に樹木の花から採蜜され、様々な花の蜜が混じった、深みのある上品な甘さが味わえる希少な蜂蜜でございます。古座川流域で代を継いできた日本蜜蜂が集めたミツは二年に一度・夏場の時期に採取します。自然の重さで垂れるに任せて採蜜される為、色・味・風味は熊野地方でゴーラと呼ばれる巣箱毎に違いがあり、 採取量も少なく当地では和蜜とも呼ばれ今も貴重な自然蜜として取り扱われています。
採蜜方法
[杉の丸のゴーラ](写真上段)
熊野地方に古くから伝わる巣箱になります。蜂の入居率は高いのですが、最近は重箱式に変わりつつあります。
[四角の重箱式巣箱](写真下段)
従来の巣箱に比べて清潔な蜜を採集することが出来き、ベリー工房高田での最近の主流方法になっています。重箱を重ね過ぎると重くなり、移動にも蜜切りにも手段を考えることになります。