三尾川八幡神社の例祭

古座川町三尾川区内にあり祭神は「誉田別命(ほんたわけのみこと)」【応神天皇】
神社には神明造りの本殿と神楽奉納の舞台があり、例祭は10月の第2土曜日宵宮、翌日が本祭、渡御には「御輿」と「幟」そして獅子舞が付き、道中笛を吹きながら行いますが、場所により道中笛が違うようで、曲を聴くと一行のいる場所が分かったそうです。
獅子舞は、過去の奉弊の記録から、約380年前から奉納されていると言われており「同盟社」と言う社中が継承してきましたが、現在は区が保存継承しています。
「社中制度」が存在した頃は、代表者を「社長」と呼び、祭の練習始めの「山入れ」から、前日の「押し上げ」まで、山仕事の人たちが同盟社に泊まりがけで獅子舞の練習に励んだそうです。

祭伝統の真砂拾い

本祭当日、獅子屋台を境内へ据えて関係者全員で、神社前の三尾川へいき浅瀬の水中から真砂1個を拾い、神社拝殿前の賽銭箱へ積重ねます。

真砂拾いの後は、神主の祝詞神事に続き、神楽殿での獅子舞奉納のあと境内で獅子舞演技が行われます。

演技中に出てくる子供が演じる天狗は、そのかわいい姿が評判です。

境内での獅子舞演技のあとは、餅まきが行われ、町内外問わず皆さんにお楽しみいただけます。

その後、獅子屋台はイチョウで有名な光泉寺へ。本堂内で獅子舞奉納があります。締は屋台納屋でもある下地集会所で獅子舞披露があり、祭は終わります。

伝統を守り繋ごうとする人々の勇姿をぜひ間近でご覧下さい。

三尾川八幡神社の例祭

住所
和歌山県東牟婁郡古座川町三尾川391

所要時間
紀伊本線:古座駅 から車で30分

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